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初段の認定方法は複数のルートがある

初段の認定方法は複数のルートがあります。

初段のレベルとは

初段はプロに2枚落ちで指して勝てる棋力と言われます。2枚落ちは上手(駒を落とす側)が飛車と角がない状態ですが、守備力には隙がないので簡単には勝てません。

玉を囲う、陣形の弱いところを攻める、位を取らせない、位を取られたら奪還する、大駒を大きく使う、歩の手筋(垂らし、たたき、合わせ、突き捨て)、基本的な寄せの力、浮駒を作らないなど将棋の総合力ができていないと勝てないです。2枚落ちは初心者の壁とも言われます。

将棋道場、将棋センター、将棋サロンで認定してもらう

将棋道場、将棋センター、将棋サロンによって認定基準は異なりますが、一定の勝率や連勝記録で初段を認定してもらうことが可能です。勝敗で棋力を判断する方法なので、初段に必要な棋力は将棋道場、将棋センターに集まっている人の強さによって変わります。

プロ棋士に認定してもらう

一番おすすめしたいルートです。プロ棋士に駒落ちの指導対局を受けて棋力を認定してもらう方法です。勝ち負けだけでなく総合的に棋力を判断してもらうことができます。

ネット対戦で認定してもらう

ネット対戦ゲームでも認定が可能です。ネット対戦ゲームの場合、レーティング(将棋ウォーズの場合は達成率)という数字があり勝つとレーティングが上がり、負けると下がる仕組みになっています。レーティングに応じて初段をとることができます。

ただネット対戦の初段は道場の初段とはレベルが大きく異なる場合があります。

将棋倶楽部24、将棋ウォーズ、81Dojoは日本将棋連盟に「初段の免状」を申請することが可能です。

『将棋世界』の昇段コース

月刊誌『将棋世界』の昇段コースという次の一手問題がありこれに合格すると初段が認定されます。

囲碁・将棋チャンネルの「挑戦!テレビ将棋認定」

次の一手を当てることで棋力が認定されます。毎週1問づつ出題され、10問連続で応募をする形式です。毎週往復はがきで答えを送る古風なシステムです。

上記以外のコースも多数

他にも通信講座、NHK将棋講座テキストの認定問題、新聞の認定問題、支部の推薦、棋道師範・棋道指導員・普及指導員の推薦など数多くルートがあります。

結果にこだわるより初段へのプロセスが重要

このように初段認定は複数のルートがあります。認定を受けるルートによって同じ初段でも求められる棋力の幅があり、いわば相対評価です。

初段という肩書きにこだわらないことが重要です。結果よりプロセスの方が重要です。将棋は勉強してもすぐには強くならず、時間がかかります。

じっくり力を蓄えて本当の「初段レベル」に達した方が価値があります。

強い初段を目指しましょう。


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独学で初段を目指す方向けに書いています。様々な勉強法や次の一手問題を発信します。
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