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苦手戦法の克服方法

初心者の頃、筆者が苦手だった戦法が中飛車、石田流、右四間飛車、棒銀でした。

これらの戦法の共通点は序盤の破壊力です。

これらで攻められると序盤で一方的に潰されて敗勢になり、投了していました。

初段を目指す場合、勝率を高める必要があります。力を出し切れず序盤で潰されるほどつまらないことはないです。

振り飛車を指すようになってからは居飛車穴熊、銀冠穴熊、ミレニアム囲いに苦しみました。

最近ではエルモ囲い、トーチカに苦しめられています。

筆者のメイン戦法は四間飛車です。四間飛車は対策が多い戦法なので、最初はなかなか対策の対策を知るのに時間がかかりました。

今回は筆者が取り組んだ克服方法をご紹介します。

対策本を読む

一番直接的な勉強法は対策本を読むことです。
中飛車、石田流、右四間飛車に関しては数は少ないものの対策本の定跡書が出ています。定跡書はただ頭の中で読むだけでなく、実際に盤に並べながら手を動かしながら読みます。筆者の場合は棋譜管理アプリを使って並べています。

関連記事:定跡書(戦法書)の読み方

苦手戦法を自分で指して狙いや理想形を知る

次に行った対策方法は自分で苦手戦法を指して、攻める立場に立ってみる方法です。

相手の戦法の定跡書を読んで、実戦で指します。強い人に当たると受けられてしまいますが、受け方を教えてもらうことができます

戦法を自分で指すことで戦法の狙い理想形、戦法の欠点を知ることができます。これを知っていると受けやすくなります。

筆者自身、冒頭で紹介した苦手戦法は自分で指すことで、克服していきました。

攻める立場、受ける立場の両方を交互に経験する

攻める立場、受ける立場の両方の立場を交互に経験します。これは戦法の理解を深めます。

実戦が終わったら、すぐに分析をします。そして定跡書を読み返します。
定跡書は良い本だと何度読み返しても発見があります。

定跡書は実戦で同じ展開になることは、まずありませんが戦法の実戦経験を積むことで定跡手順の意味をだんだんと理解できるようなります。

理解が深まれば定跡にとらわれない指し手、つまり相手の指し手に合わせた手もできるようになります。

理解が深まるには時間がかかります。焦らないことです。

定跡書の少ない戦法は実戦と対局後の分析を積み重ねることで、自分なりに定跡が出来上がっていきます。

迷った局面は後でいろいろな変化手順を試してみて、形勢判断をすると良いでしょう。この場合、将棋ソフトに頼らず、自分で手を試すと良いです。

筆者は棋譜管理アプリを使って変化手順を調べます。条件分岐の設定ができるので、ストレスなく複数の変化手順を調べることが可能です。

 


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