利き・取る・打つ
将棋では駒の動かせる範囲を「利き」といいます。利きに相手の駒がある場合、取ることができます。
下図は金の利きを表しています。利きは駒の勢力範囲です。
下図の場合、先手の歩と後手の歩がぶつかっています。手番が先手の場合、先手の歩の利きに後手の駒がいるので取ることができます。このぶつかっている状態を「駒があたっている」と言います。
相手の駒をとって敵陣に入ったので、と金になった状態です。駒台に相手の歩がのります。取った駒は「持ち駒」と呼ばれ、好きな場所に打つことができます。
持ち駒を敵陣に打った場合はすぐには成れない
下図は持ち駒の歩を3二に打った局面です。敵陣に打った場合、すぐには成れません。次の手番で動かした場合に成ることができます。
成り駒を取った場合
下図で先手が手番の場合、角の利きに龍がいるので取ることができます。駒台には飛がのります。次の手番で飛として打つことができます。成り駒を取った場合は、元の駒に戻ります。
打てない場合
持ち駒はどこにでも打つことができますが、歩・香・桂は後ろに動かせない駒なので、打つ場所に制限があります。歩、香は一段目は打てません。桂馬は一段目と二段目に打つことはできません。打っても次に動かすことができないからです。
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