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駒の動かし方

歩(ふ)はもっとも枚数が多い駒です。先手と後手、それぞれ9枚づつ配置されています。一手で一マスだけ前に動かせます。後ろに下がることはできません。

動かし方はシンプルですが、歩は攻めでも守りでも重要な働きをする駒です。歩がない状態を「歩切れ」といいまして戦いが不利になります。

歩は相手陣に入るとひっくり返って「と金」に変わります。あとで述べる金と同じ働きをしますが、「と金」は相手に渡しても歩に戻るので、金以上の価値があります。自陣に「と金」を作られてしまうと大概は不利になります。

香車(きょうしゃ)・香(きょう)は前方に空いてれば一手で何マスでも動かすことができます。相手の駒がある場合は、その駒がいるマス目まで進めますし、自分の駒はある場合はその駒の手前のマス目まで進めることができます。歩と同じく後ろに下がることはできません。

歩切れの状態で香を打たれますと、うまい受け方がなく厳しい場合があります。

桂馬(けいま)・桂(けい)は駒を飛び越えて動かせる唯一の駒です。歩や香は自分の前に自分の駒があると動かせないですが、桂は動かすことができます。ただし着地点のマス目に自分の駒がある場合は、動かせません。歩、香と同じく後ろに下がることはできません。

銀(ぎん)は前、斜め前と斜め後ろに1マスだけ移動できます。守り、攻めの両方に使われます。銀は2枚配置されますが、1枚を攻めに、もう1枚を守りに使うことが多いです。

金(きん)は前と斜め前、左右、真後ろに1マス動かせる駒です。主に守りで使われます。金は2枚配置されますが、2枚とも守りに使うケースが多いです。

「金なし将棋に受け手なし」という格言があり、金がないと負けてしまう局面があります。守りの駒ですが、最終盤に玉にトドメを刺す駒としても活躍します。

斜め後ろに動かせないため、金を斜め上に移動させると守備力が下がります。また金は下段にいた方が守備力を発揮します。盤上の一番下(1段目)に金がいた方が守備には適しています。

金と銀を金駒(かなごま)と呼びます。

角(かく)は斜め前と斜め後を空いていれば一手で何マスでも動かせる駒です。角のラインに相手の玉が入ると強力な攻めになりやすいです。角のラインを角筋といいます。

実戦でもっとも見落としてしまいがちのが角筋です。気がつかないままうっかり駒を角で取られてしまうことがあるのです。実際に指すと実感すると思います。

飛車(ひしゃ)・飛は上下左右に空いていれば一手で何マスでも動かせる駒です。

角と飛は大駒と言われます。

玉(ぎょく)は全方向に1マスだけ動かせます。玉を先に取られて方が負けなので特別な駒です。通常はゲームの序盤で囲いを作り、その中に玉をいれて守ります。囲いは通常は金2枚と銀1枚を使います。


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