焦点の歩
焦点の歩は駒の利きが集中している地点に歩を打つと、形が乱れて技がかけられる手筋です。
下図は後手が矢倉囲いを組んでいるのですが、3四の地点に歩がない状態です。
金と銀が利いている3四の地点に焦点の歩を打ちます。
金と銀のどちらでとっても、次に3五に歩を打つと取ることができます。
上図のような局面は相手が警戒するので実戦では出てこないのですが、焦点の歩が有効な局面は実戦ではよく出てきます。多くの駒が効いている地点に歩を打つと、次に有効な手が打てる場合があります。焦点の歩を候補手の一つとして考える習慣をつけましょう。
Amazonで電子書籍『完全独学で初段を目指す将棋勉強法』を販売しております。本記事で勉強法に興味を持たれた方はご支援をよろしくお願いいたします。